農★blog - 2008/09/25のエントリ
みなさん、こんにちは。東京では夏日が続き、厳しい残暑に見舞われているようですが、北海道では一昨日ついに初雪が降りました!!
写真は、株式会社ゆうりん観光のサイトから引用。
http://www.rinyu.co.jp/kurodake/index.html
まだ、旭岳や黒岳などの山頂部分で観測されたのみですが、北海道に住む私たちにとって、「初雪のたより」というものは、「平地でも、まもなく雪が降りますよ」というたよりでもありますね。
「雪は天からの手紙である」とは、雪研究の第一人者だった故・中谷宇吉郎氏の有名な言葉です。雪の姿を素直に表現した、素敵な言葉ですね。
この雪は、手紙にとどまらず、「贈り物」としての側面も大きくあります。雪が積もるからこそ、北海道の人々は「井戸水が枯れて困る」という経験をしたことがありません。全国に出荷される黒松内町や共和町の水は、「おいしい!」と大好評ですよね。
野菜などは、雪蔵に越冬させることで、さらに甘くておいしい状態にして出荷できます。もちろん、雪がとけた後は、農業用水として使われます。
最近では、夏の冷房などとしても使う新しい取り組みが行なわれています。
でも、良いことばかりではないのですよね。毎年、雪の事故で亡くなる人もいらっしゃいます。
それでも、雪と上手に付き合うことができれば、どんなに素晴らしいでしょうか。「雪は天からの手紙である」。地球温暖化なども言われますが、この白くて美しい手紙がいつまでも届く北海道でありたいものです。