農★blog - 2008/09/11のエントリ
みなさん、こんにちは。北京パラリンピックが開催され、選手たちの美しい汗と感動的な涙がテレビ画面に映し出されていますね。
今週、私が旅行してきた最北の街・稚内市では、街をあげての大盛り上がり! なぜなら、稚内市出身の藤田征樹(ふじたまさき)選手が自転車競技でメダル第1号に輝いたからです。
稚内市役所には、祝福の巨大垂れ幕まで掲げられました!! 「藤田征樹選手 銀メダル獲得おめでとう!」の文字が分かりますか?
11日現在、銀メダルを2個獲得するという、絶好調ぶりを発揮しています!!
藤田選手がパラリンピックで活躍することは、世の中に相互理解と助け合いの精神を広めるきっかけになることでしょう。
特に北海道では、他の地域と違い、「冬になると、点字ブロックやスロープ、平らな舗装が雪に埋もれて使えなくなる」という大きな問題に直面します。「天の贈り物」である白い雪も、障害者には「大きな障害物」になることもあります。
そんな困難も、助け合いの心で解決できるケースが多くあるのです。海外では“当たり前の光景”が、日本でも“当たり前の光景”になってほしいものです。
それにしても、「オリンピックと違うな…」と感じてしまうのは、テレビの放送時間。オリンピックはNHKでも民放でも1日中放送されていたのに、パラリンピックはNHKがダイジェスト版を放送するだけ…。海外では障害者スポーツがプロ化され、放送時間も多いというのに残念ですね…。
北京パラリンピックのテーマは「ひとつの世界、ひとつの夢」。北京で日本の障害者と世界の障害者が「同床異夢」を見ているような気がします。