農★blog - 2008/06/26のエントリ
みなさん、こんにちは。この写真が何か、分かりますか?
宇宙人来襲の痕跡? はたまた、気まぐれな芸術家の作品? いえいえ、どちらも違います。これは、“ロール”と言って、乾燥させた牧草のかたまりなのです。このロールが、牛たちの冬に向けた保存食となるのです。
北海道では、ロール作りが最盛期を迎えています。酪農関係者は、私にこう教えてくれました。「1年間、安定して牛乳を生産できるかどうかは、この時期のロール作りにかかっています。天候が関係ないと思われがちな酪農ですが、この時期は晴れてほしいですね」。
おいしい牛乳を搾るための秘けつも教わりましたよ!
「おいしい牛乳を牛に出してもらうには、おいしい牧草を育てて食べさせることです。牛に喜んでもらえない牧草では、おいしい牛乳を出してもらえないんですよ」。
なるほど、そうだったのですね!! 北海道の牛たちも「違いが分かる、グルメ嗜好」だったのですね。
全国的に品薄状態にある乳製品ですが、酪農家たちは今年も安心・安全な生乳を出荷しようと頑張っています。「あとは、晴れることを願うのみ」と、酪農関係者。牧場では、懸命な作業が続いています。