農★blog - 2008/05のエントリ
みなさん、こんにちは。もう1週間が経ちましたね。私は今週、霧立峠の大自然に触れてきました。
霧立峠がどこにあるか知っていますか?北海道北部の日本海側にある峠です。矢印の部分が、そこですね。
「霧立峠」という名前の通り、初日は濃い霧と雨などの悪天候に見舞われ、最悪のドライブ・コンディションに…。しかも、霧立峠を抜ける国道239号線は、携帯電話の圏外なのです!!
こんな悪路で事故を起こしたら、だれも助けに来てくれません…。なぜ今どき、国道が圏外なんだろう…。
しかし、2日目は絶好のドライブ日和になりました。山頂からは、こんなに素晴らしい景色を眺められるのです。
雪がまだ残っているのですよ!!残雪があるのは、隣の山の峰だけではありません。国道239号線沿いにも、残雪があるのです。
こんなに雪が残っているので、セミなどはまったく鳴いていません。やっと「遅い春の到来」といった感じです。鳥のさえずる声と風の音だけが、清らかに聞こえてきます。
都会では見られない動物たちとの出会いも、ここでは楽しむことができます。
まずは、キタキツネさんの登場!
なんだか、やせ細っているような感じがしますね。やっと遅い春が到来したので、美味しいものをたくさん食べて欲しいものです。
「春はキタキツネにとって、良い季節」とお思いの方も多いでしょう。しかし、良いことばかりではないのです。虫も活動を始める季節なので、体にまとわりつく虫を小さな体で一生懸命払いのけていました。本当に、かゆそうでした…。
そして、シカさんも登場!!
車の前に突然飛び出してきたシカには、本当に驚きました!!うっかり、崖から落ちそうになったほどです!!
まだ若いシカなのでしょうか? 驚く私をよそに、スキップでもするかのように飛び跳ねながら去っていきました…。
携帯電話の圏外エリアなのが、私をさらにハラハラさせます…。
もちろん、写真など撮っている場合ではありません。そんな訳で、シカさんにはイラストで登場してもらうことになりました。
こんな大自然をみなさんも満喫しに来てくださいね!!
みなさん、こんにちは。私のカメラに興味を示し、レンズのすぐそばまで近づいてくる体重400キロのサラブレッド!! 私の自宅から近い、北海道江別市の風景です。毛並みがとてもきれいですね。
ごく普通の牧場風景に見えるかもしれませんが、なんとこの下を掘削すると真っ黒い温泉が湧き出すのです!!
じつは、札幌市東部から江別市、北広島市の一帯にかけては、全国的にも珍しい「真っ黒い温泉が湧き出す地域」なのです。
「真っ黒い温泉」という言葉を聞くと、「泥のような温泉なのでは?」「体が汚れるんじゃないかな?」と思うことでしょう。
しかし、この地域では、「触っても肌にまったく付かない、真っ黒いお湯」が湧き出すのです。それはまるで、コーヒーが湧き出しているような感じです!!体を汚さずに入れるのだから、不思議ですよね。
どのくらい黒いかというと…。人差し指を第二関節まで入れると、指先がまったく見えなくなるほど。だから、温泉に入っている人の体は、まったく見えない状態なのです。
もっと不思議なのは、同じ場所から「真っ黒い温泉」とともに、「無色透明の普通の温泉」も湧き出すこと!!地下ではいったい、どんな構造になっているのでしょうね。
それにしても、大草原を眺めながら入る真っ黒いお湯の露天風呂は、最高の気分です!!北海道にお寄りの際は、是非ともお立ち寄りくださいね!!
みなさん、こんにちは。この写真が何か、分かりますか?
これは、北海道の日本海側に多く見られる風力発電のプロペラなのです。真っ白い風車が、北海道の雄大な景色とよくマッチしていますよね。
北海道では、この大地に吹き付ける厳しい強風を逆手に取り、風力発電が盛んに行なわれているのです。風力発電であれば、煙や排気ガスを出すこともないので、環境に優しいですよね。
強風以外にも、火山の地熱や温泉の熱、降り積もった雪の冷気、梅雨がないことを活かした太陽熱など、さまざまな自然エネルギーがあります。これら大自然のエネルギーをもっと上手に活用できれば、地球温暖化も防げるかもしれませんね。
21世紀も、この北海道、この地球の美しさを守り続けたいものです。
松浦武四郎は、まだ江戸時代だった1818年にこの地を訪れたのだそうです。
私は車で行ったのですが、この当時はひたすら歩いたのですね。5月でも寒くて風の強い海岸線を踏破するなんて、まったく想像がつきませんよね。しかも、松浦武四郎はこの海岸だけでなく、広大な北海道中を歩いたのだからスゴイ!!!