paletteとれたて情報 - 塩狩きのこに付加価値を 塩狩きのこ生産組合の「峠そば 塩狩きのこ」が好評
北海道の北部、和寒町には、「塩狩きのこ生産組合」が運営する直営店 兼 レストラン「峠そば 塩狩きのこ」がある。8月で、運営開始から2年が経過した。
故・三浦綾子の小説「塩狩峠」の記念館からほど近い場所にあり、小説「塩狩峠」の効果もあって、「塩狩きのこ」は全国的に知られるきのこブランドになっている。
塩狩きのこの加工品ブランド化作戦は「たもぎ茸醤油」と「炊き込みごはんの素・たもぎ茸」から始まった。商品化まで1年がかりであった。
きのことともに使う野菜も北海道産を使い、加工に関してもJA北ひびき管内の食品工場で行なうなど、地場産にこだわっている。
商品化に成功したことで、観光客が食品を劣化させることなく自宅に持ち帰られるようになった。また、遠方への出荷もできるようになった。
第2弾は、「峠そば 塩狩きのこ」の設立だ。「作るだけではダメ。売らなければ」という山口裕子代表の掛け声から始まった。
現地で塩狩きのこを使った料理を観光客に食べてもらうことで付加価値を高めるのが狙い。
また、直売コーナーでは「わっさむトマトジュース」や「和寒産ハルユタカ」なども販売。さながら「道の駅」のように、和寒の特産品がひと目で分かり、人気が高まった。
「最近では、都会から塩狩峠に引っ越してくる住人も多くなった。もっと多くのみなさんに、塩狩峠へ足を運んでほしい」と、山口代表は手ごたえを得ている。
問い合わせは、0165−32−3001へ。
写真=地元の特産品がにぎやかに並ぶ「峠そば 塩狩きのこ」