paletteとれたて情報 - もち米アレルギーに、うるち米100%の「ゆきひかり」 市川農場が現在も生産
北海道旭川市の「市川農場(市川範之さん)」は、現在では珍しい存在となった100%うるち米の「ゆきひかり」を栽培。もち米アレルギーを持つ人々の注目を集めている。
一般に流通している米は、もち米とうるち米の掛け合わせ。うるち米100%の米を生産している農家は、北海道内でも数えるほどしかいない。それだけに、市川農場が生産するうるち米100%の「ゆきひかり」に対する評価は年々高まっている。
市川農場の穀物アレルギーに対する取り組みは、「チーム・アプローチ」という珍しい手法を取っている点に特徴がある。「チーム・アプローチ」とは、農家だけでなく、薬剤師、薬局、栄養士などがさまざまな視点から穀物アレルギーにアプローチするシステム。そのため、生産者も農業以外の専門家からアドバイスを受け、より米アレルギーに強い米作りに安心して取り組むことができる。
収穫されたゆきひかりを「ゆきひかりぽんせん」や、ゆきひかり100%使用の日本酒 「御料」などに加工している。中でもユニークなのが、「ゆきひかり米粉ライスパウダー」。もち米アレルギーの患者だけでなく、グルテンがまったく含まれていないために小麦アレルギーの人にも有効だ。
農場主の市川さんは「医師か栄養士にご相談されてからご購入されることをおすすめします。もし、ご相談がありましたら、お気軽にメールをください」と語っている。
問い合わせは、こちらへ。
http://www.yukihikari.com/
写真=うるち米100%の「ゆきひかり」。小麦アレルギーの患者にも、もち米アレルギーの患者にも対応が可能だ。