農★blog - 北海道には生息していなかったはずのダンゴムシを発見!
みなさん、こんにちは! 今日は驚くべき発見をしました! 私の会社の庭で、北海道には生息していなかったはずのダンゴムシを発見したのです!!
さっそく社内に持ち帰り、みんなに見せました。
「初めて見た!」と大喜びする男性社員と、気持ち悪がる女性社員…。(>_<)
私がダンゴムシを見たのは、8年前に京都で見て以来、人生で2度目のことです。
普段は、はいつくばっているダンゴムシが…。
指で押されると丸くなります。
社団法人農林水産技術情報協会のHPによると、従来は北海道にいないとされていたダンゴムシが人や物に付いて運ばれ、津軽海峡を渡ったのだとか…。
http://www.afftis.or.jp/QandA/box/mon/mon402.htm
社内では大いに盛り上がっていましたが、よくよく考えると、これは大変な出来事なのかもしれません。最近では、北海道にいなかった虫や動物が持ち込まれ、生態系に影響を与えると報告されています。
実際、和寒のメロン農家からは「今までいなかったカブトムシがメロンを傷付けてしまい、出荷できなくなった」という悲鳴が聞かれます。
札幌では、今まで北海道にいなかったアライグマが、アオサギのコロニーを壊したこともあります。
江別の酪農学園大学では、水辺の生態系を守るために、今まで北海道にいなかったトノサマガエルの駆除を始めました。
人間の身勝手な都合で生態系が崩れ、そのたびに「生態系を守る」という理由で動物たちの命が奪われて行く…。「害獣駆除」などと言われますが、一番の害獣は人間なのかもしれません。