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平成26年 新年のご挨拶 (2014-1-1 9:00:28)
新年あけましておめでとうございます。
新たなる年が健康で明るく、活力に満ちた年になりますよう、組合員と役職員一同心よりご祈念申し上げます。また日頃より農協事業へ特段なるご理解とご協力を頂き、改めて感謝と御礼を申し上げます。
さて、昨年を顧みますと、水稲につきましては、全国作況102、全道105、空知が106となり昨年に迫る3年連続の豊作となりました。道産ブランド米の「ゆめぴりか」については卸価格がコシヒカリを超え、食味の良さが全国的認められるなど北海道農業の長年の努力が実を結ぶ結果となりなりました。また、昨年度、蘭越町で開催された第3回米―1グランプリにおいて本組合の「ゆめぴりか生産組合」と「米作研究会」のゆめぴりかの米がグランプリと準グランプリの上位独占する快挙を達成いたしました、これまでの良品質・良食味米生産の取組みが認められたものと誠に喜び堪えないところであります。
馬鈴薯、玉ねぎを始め畑作物についても干ばつの影響を受けたものの価格等により平年並みの結果となりました。
大変憂慮されておりますTPP交渉の行方については、十分な情報公開や国民的議論もないまま、交渉参加に踏みきり、いまだ十分な説明がされておりません。今後とも、農産物重要5品目について「断固守る」ことを念頭に空知・北海道はもとより全国的な運動を展開してまいります。
国内については、東北地方の震災復興も余り進んでおらず、故郷の地に帰れない農業者の方々も多くおり、いち早い復興が叶うことを願うところであります。経済界は、アベノミクスの経済政策により景気浮揚が図られ大企業を中心に景気が改善されてきております。
他方、農業については農業政策の改革により1970年から始まった米の生産調整(減反政策)が5年後の2018年をめどに国による生産数量目標の配分を止めるか新政策の定着状況をみながら判断することとなりました。生産調整が廃止された場合、過剰生産により米価格は大幅に下落することが想定され、これまで米の生産調整に協力してきた生産者ほど経営に多大な影響を受けることが必至であります。今後も米の生産調整堅持に向け運動してまいります。
最後になりますが、本年も皆様が事故なく1年間ご健康で過ごされ、そして、豊穣の秋を迎えられますようご祈念申し上げ、新年のご挨拶と致します。
そらち南農業協同組合
代表理事組合長 大友伸彦