新年あけましておめでとうございます。新たなる年が健康で明るく、活力に満ちた年になりますよう、組合員と役職員一同心よりご祈念申し上げます。また日頃より農協事業へ特段なるご理解とご協力を頂き、改めて感謝と御礼を申し上げます。

　さて昨年を顧みますと、大雪の影響により融雪・春作業の遅れが懸念されましたが、水稲については、全国作況１０２、全道・南空知では１０７と昨年に続く豊作となりました。一方で小麦は降雪や干ばつの影響もあり平年を下回る残念な作況となり、その他、種馬鈴薯や玉葱をはじめとした農産物は、定植時期・生産者・圃場等によりバラつきがみられたものの、全体的に平年並みの結果となりました。

　ＴＰＰ交渉については、以前より十分な議論・説明がない中での交渉参加にＪＡグループを上げて抗議活動を展開しておりますが、日本においても安定的な食糧自給の確保が求められており、食料自給率４０％に満たない日本が、例外なき関税撤廃が原則の貿易交渉に参加するのは断じて容認できるものではありません。

　引き続き交渉参加断固阻止に向け徹底した対応を図るところであります。

　農業を取り巻く環境が変化し、ＪＡ経営においても規制強化や多業種との競争等、変革が迫られる中、地域に根ざすＪＡとして、役職員一同、昨年の総代会で決議された「第２次地域農業振興・経営計画」で掲げた「夢と希望のもてる農業の実現」に向け、「頼られるＪＡ」であるべく邁進して参りますので、引き続き深いご理解とご協力をお願い申し上げます。

　最後になりますが、皆様がご健勝とご多幸で、豊穣の秋を迎えられますことをご祈念申し上げ、新年のご挨拶と致します。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　そらち南農業協同組合

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　代表理事組合長　大友伸彦