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肉牛セリ会場 (2012-7-6 9:00:00)
JAそらち南では畜産も非常に盛んです。
今回は和牛についてお伝えします。
まず、和牛農家は主に繁殖農家と肥育農家に分けられます。
繁殖農家は母牛に子牛を生ませて、子牛を出荷する農家。繁殖農家が育てた子牛を購入し、“肉”になるまで育てるのが肥育農家となります。
当管内には繁殖農家の方が12件おり、7月4日に安平町早来にある南北海道家畜市場で子牛のセリが行われるという事でお邪魔してきました。道内各地から子牛が集まり、毎月一回開催されています。
生後10か月程度の子牛がずらり!
セリ前の牛さんです。それぞれの牛に番号が付けられ、その番号順にセリが行われています。この日は1,000頭程の牛がセリにかけられました。
当JAの牛さんたちは、緑色の“もくし”(鼻から頭部にかかっている縄)が目印です。ただ今出番待ちです。
こちらがセリ会場↓↓
1頭10秒程でセリが終わります。
購入者と売却者がそれぞれボタンを持っており、それを押すことによってセリに参加できるという仕組みです。
左上にある掲示板に体重、性別、生年月日、血統等の牛の情報が掲示されます。
セリが始まると掲示板に価格が表示され、どんどん上がっていきます。セリ落とされると「決定」と表示されます。
たまに「本人」と表示される事があり、売却者が持ち帰るという事もあるようです。売却者はこの価格で良いなと思ったらボタンを離すのですが、高く売りたいのが心情。離さず粘ると「本人」となってしまうんですね…。
セリ中の写真↓↓
掲示板の下に立っているのが売却者です。
ちなみに写真に写っているのは当JAの職員。いつになく真剣な表情です。
売られた子牛は、肥育農家の手によって生後30ヶ月程度まで育てられ、お肉になります。
牛って見てると本当に癒されます。その牛が肉になると思うと、なんだか複雑な気持ちにはなりますが、改めて食べ物には感謝しなければと感じました。
誰でも入れるそうなので、一度見に行ってはどうでしょう。非常に面白いですよ。