食のパレット北海道

ベニアカリ

昭和５９年、北海道農試で品種改良され、平成６年奨励品種に決定された。名の由来は皮色の紅に、北海農試がこれまでセンチュウ抵抗性品種につけていたアカリを組み合わせたものである。

花は赤色で、自然結果は少しある。塊茎は赤皮で、肌はよくない。肉色は白系、形は楕円、芽の深さはやや浅い。いも数は多く、粒揃えはよい。澱粉価の上昇は早い。ジャガイモシストセンチュウ抵抗性遺伝子Ｈ１・疫病抵抗性主動遺伝子を持つ。そうか病、粉状そうか病、及び青枯病には弱い。

粉質で、煮くずれしやすい。蒸しいも、マッシュ、コロッケに適する。また還元糖が多いため、チップスやフレンチフライには向かない。