食のパレット北海道

シンシア

フランスでNo.1のジャガイモ育種会社、ジェルミコパ社で育成された新品種。日本へはキリンビール（株）が導入し、2003年2月に品種登録、同年5月に商標登録された。

中生。草丈やや高く、草型はやや開張する。分枝数は少ない。葉色が濃め。倒伏は多いほうである。花は小さく、白い。開花数は少ないほう。塊茎は長卵形で大きく、皮は黄白色。目はやや浅い。肉色は淡黄色、ライマン価は低く、肉質はやや粘で、煮くずれは少ない。調理後黒変はない。用途は生食用で、煮物、スライスサラダに向くが、還元糖が高めなのでポテトチップスなどには適さない。

くせがなく、煮もの、揚げものなどどんな料理でも美味しく仕上がる。そのほか、目が浅いので皮をむきやすい煮くずれしにくいという特長があり、油で揚げすぎると焦げることがあるため、フレンチフライなどには不向きである。

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